フリーランスエンジニアが会計処理をしているときに経費に計上してしまって良いのかわからない品目が登場することがあります。たくさん経費として計上していけば税額が減るという魅力に駆られて、曖昧なものを経費に入れてしまう人もいますが、これは法的に認められていることではありません。もし誤った解釈をしていたとしたら立派な脱税になるので注意しましょう。必ず経費にして良いという根拠を明確にしてから計上していくのが大切です。
曖昧なまま計上してもバレなければ良いのではないかと考える人もいるかもしれません。確かにそのまま受理されてしまえば何も問題は発生しませんが、フリーランスの場合にも企業の場合と同様に税務調査が入ることがあります。過去に遡って調査が入ることもあり、後から罰則の利子分もまとめて請求されることになります。特にエンジニアの場合には数年で一千万円前後も稼げるようになる人もいるため、将来的には税務調査の対象になる確率が上がる可能性もあるでしょう。
経費として認めて良いかどうかわからない品目は諦めて計上しないという判断もできます。しかし、毎年発生する支出なら長期的に見ると計上できるかどうかで節税できる金額も大きくなる可能性があります。できるだけ早い段階で公認会計士や税理士に相談し、経費として扱えるかどうかを確認するのが賢明です。経費にして良いかで迷う項目はなくし、安心して会計処理をできるようにしましょう。